私は建築デザインのゼミで学びました。そこで座学や実践をとおして、いまのアーキテクトタイタンのすべての業務の礎となる「建築的思想」を身につけました。

「建築的思想」は非常に幅広く世の中に応用の効く思考プロセスです。
視点は鳥のように「俯瞰」しつつ、蟻のように「細部」へ何度も行き来し、建物だけでなく、地域の住宅環境から土地の自然環境、ひいては世界の環境保全にまで思いを馳せます。さらに視点を過去、現在、未来へと1日、1年、10年、100年の単位で行き来させては、学び、予測をたてます。
環境と時流の変化をよむことにより、長く適切に維持できるかたちをつくるのです。

この考え方と手法が、世の中を動かす「モノ・ゴト」を生み出し、よりよい社会を実現するために必要なものと確信しています。アーキテクトタイタンというチームみんなで「建築的思想」を共有、活用し、世界をより良く変えていきます。

代表取締役 河原 司

河原 司 KAWAHARA TSUKASA

1979年京都生まれ。小学生で写真を始め、高校生でウェブサイトを製作。 滋賀県立大学環境・建築デザイン専攻〜同大学院修士(環境科学)西洋建築思想や京町家等の伝統建築設計、大覚寺大沢池景観修復プロジェクトで歴史文化財や環境など、実践を通じ広く学ぶ。大学在学中にワコールECサイトの業務委託スタッフとして写真撮影・ウェブ制作に携わり、05年にアーキテクトタイタンを設立。大沢池と華道嵯峨御流に関する共著にて日本観光研究学会賞受賞。老舗メーカーや京都市行政関連の企画顧問などを歴任。京都造形大学非常勤講師。

パブリシティ・著書

・ 対談記事:ランドスケープデザイン(マルモ出版)no74(2010)
「生物多様性保全活動の関わり方とデザイン」

・ 大覚寺大沢池景観修復プロジェクト ~古代と現代を結ぶ文化遺産~
真板昭夫・河原司 編 複数執筆者による共著
世界思想社 2009年12月
2010年 日本観光研究学会 学会賞 観光著作賞 受賞

・ 滋賀県立大学 環境科学部・環境科学研究科 年報 第14号
特集 卒業生輩出「最初の10年」 に寄稿
社会に出てから実感する「滋賀県立大学あってこその、今」(河原司)

・ アーキテクトタイタン紹介  京都に住まえば・・・(淡交社)2007秋号

・ 論文:生態学的アプローチによる文化遺産の再生に関する研究
真板昭夫・海津ゆりえ・河原司・松岡拓公雄 著
国立民族学博物館調査報告論文 61号(2006)

・ 大覚寺大沢池環境再生計画 連載 松岡拓公雄・河原司 著
ランドスケープデザイン(マルモ出版) no33,34,35(2003・2004)